アーユルヴェーダとは5000年前にインド大陸で誕生した医療などを包括する一大哲学体系です。アーユルヴェーダの語源は、サンスクリット語の生命あるいは寿命を意味する「アーユス」と、科学を意味する「ヴェーダ」からなり直訳すると生命の科学を表しています。人はなぜ病気になるのか、病気が治癒する人とそうでない人にはどんな違いがあるのか、そもそも人間はどこから生まれたのかなど、医療の治療法のみでなく古来インド人の叡智の集積といえます。また、アーユルヴェーダの基本的な考え方に自己治療と呼ばれるものがあり、自分自身が自分の体や心の状態を知り、それに対して自分で対処する方法を教えてくれるものがあります。多くの医学や伝統慮法が患者と治療する側を分けて考えているのに対してアーユルヴェーダではあくまでも「身体を治療するのは本人」でありドクターやセラピストはその手助けやアドバイスに徹することがアーユルヴェーダの特徴でもあります。アーユルヴェーダから派生したヨガなども同じ考えであるために1人で行える健康法というスタイルになっています。アーユルヴェーダのセラピーでは、自然界に存在する「ヴァ―タ」「ピッタ」「カパ」という3つの性質(ドーシャ)を人間の体でもあてはめ自然のバランスと人間のバランスを整えることを重要視しています。自然界に存在する人間は自分たちだけが特別な治療が必要と考えずに自然のままの摂理に従うことがセラピーの基礎となっています。 現在ではWHO(世界保健機構)でも病気予防の医学として正式に推奨されています。
日本ではまだまだ馴染みの薄いアーユルヴェーダですが、最近では女優の中谷美紀さんのベストセラー「インド紀行」での紹介などで徐々に脚光を浴び始めています。
ただ知っていてもアーユルヴェーダの一部の施術のシロダーラ(額にオイルを流すもの)がほとんどでアビャンガのようなベーシックなものはまだ知られてなく専門のサロンも数える程しかありません。ただ、欧米での認知度は高くインドにあるリゾートホスピタル(滞在型病院)では神経性の病気などの治療にアーユルヴェーダが用いられておりアジアとは逆のヨーロッパから支持と信頼を得て世界中に広がっています。
アビャンガとは、『愛のこもった滑らかな手』という意味で、インドの伝統医学でもあるアーユルヴェーダで行うオイルトリートメント(ハンドセラピー)の名称です。
体質に合わせたオイルを使って、ドーシャ体質に合わせた手法でトリートメントします。
アーユルヴェーダのセラピーでは、体内のすみずみにたまったアーマ(老廃物・毒素)を溶かすことで心・体・魂を浄化し、自然治癒力を高めることで若返り、美容、心身のリラックスを得ることを目的としておこなわれます。





